2022/8/20

患者体験価値を実現する医師マネジメント/医師マネジメントレポートvol.01

弊社ではこれまで1,400件以上の病院経営コンサルティングに携わり(2021年9月時点)、うち医師人事制度構築については、110件以上のご支援(2021年4月時点)をして参りました。こうした中で体験してきた、病院経営のトレンドをまとめてみたいと思います。今回は「患者体験価値を実現する医師マネジメント」について、見解をお伝えします。

病院の経営状態と、重視する経営指標(KPI)

まずは経営指標です。病院全体で重視している経営指標(KPI)は、病院によって異なります。このKPIの設定は、経営状態との相関があると感じています。

  • 病床稼働率が80%未満の「経営改善レベル」の病院では「病床稼働率」を重視し、医師人事制度においては「受け持ち患者数」を設定することが多いです。

  • 病床稼働率が80~90%の「効率経営レベル」の病院では、病床稼働率だけでなく平均在院日数も視野に入れて、高稼働と高回転の両立のために「新入院患者数」を設定することが多いです。医師人事制度においては、診療科別原価計算や病棟別原価計算を導入し、原価計算での「損益分岐点必要患者数」を、MBOにおける新入院患者数目標の最低値(下限値)として運用していることもあります。

  • 病床稼働率が常時90%を超えている病院では、「患者価値実現レベル」として「退院患者数」や「在宅復帰率」などの指標を設定していることがあります。つまり、患者満足の視点として患者の体験価値を最上位の経営指標にしています。

やはり、これからの病院経営では「患者価値実現レベル」を目指し、患者体験価値を向上させるマネジメントを進めていくべきでしょう。

続きは「日本経営グループのホームページ」をご参照ください。

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このレポートの執筆者

太田昇蔵

病院経営コンサルタント(医師人事・DX・事業戦略)

総務省:経営・財務マネジメント強化事業アドバイザー(「DXの取組」領域)。民間急性期病院の医事課を経て弊社に入社。医療情報システム導入支援を皮切りに業務を行い、東京支社勤務時には医療関連企業のマーケティング支援を経験。現在は、医師人事評価制度構築支援やBSCを活用した経営計画策定研修講師、役職者研修講師を行っている。2005年に西南学院大学大学院で修士(経営学)を取得後、2017年にグロービス経営大学院でMBA(経営学修士)を取得。

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